2011-01-01から1年間の記事一覧

ロバ車に揺られて

モーリタニアに来たからにはロバ車に乗らねばなるまい。そういえば2ヶ月前にトライしていたことを思い出した。 道行くチビっ子が運転するロバ車に乗せてもらった。 台車に乗るのに一苦労してたら、自分を見ていた周りの人たちが大笑いしていた。私が右手に…

取材

風邪ひきました・・・ とっておきのトローチに癒されております。 - 行先の食い違いは、CNNのクルーが雇った通訳の勘違いだったみたい。取材したかった場所は、うちの研究所の所長が推薦してくれたアタールであってた。 ジャーナリストは報道するために政…

準備の大切さ

電話が鳴った。 ジョン「ウィー CNNのジョンだよ。 バッタのインパクトのインタビューしたいんだけど、○△□×で、 ○△□×だから一緒に行ってくれる? 」 私「オー イエスイエス! ノープロブレム。(何したいんだろう??)」 ジョン「ぢゃあ2時に」 私「オ…

サンタさんからの贈り物

クリスマスイヴの寂しさ達とどのようにバトルをするものか作戦を立てていた。 モーリタニアで薄着になってるサンタを狩りに繰り出そうとした矢先、携帯が鳴った。 はてさて、誰かしら? 「ウィー CNNのジョンだよ。クリスマスイヴを一緒に過ごそうぢゃな…

クリスマス・イヴ

みんな、☆メリクリ☆普段は数日前の出来事を記事にしているのだけど、 今日はハカセがアフリカでどんなクリスマス・イヴを過ごしているかをタイムリーに記事にしたいと思います。 昨日の夕方------所長「あしたCNNの取材クルーが来るからプレゼン準備して…

砂漠で野菜をどうやって作っているか?続き

続きでやんす。 しばらくドライブするとまた別の畑に。 ここでも何かを植えていたが、これは食べるためではなく、畑の土を休ませるためだそうだ。 どういうことかというと、植えているのはマメ科植物で、この植物を植えると畑の栄養分が回復するとのこと。 …

砂漠で野菜をどうやって作っているのか?

「うぅぅぅ、コータロー、本日ティジャニはマラリアなので仕事を休みます」 と朝方電話があった。 まだうちらの間には具合が悪いことを的確に示す共通言語ができあがっていないので、 体長不良はすべてマラリアということになっている。腹痛もマラリア。 頭…

2人の博士

昔、バッタ研究所には2人の博士がいたそうな。 1人は無口な博士で、バッタのことを良く知っていたんだけど、 無口なのでみんなに博士のくせにバッタのことを何も知らないと思われて、バカにされていたそうな。 もう一人のおしゃべり博士は専門分野が化学でバ…

TV導入

所長が、「コータローの頭がバッタでいっぱいになってしまわないようにTVを部屋に設置してしんぜよう」 と気を利かしてくれて、部屋の一角にTVが設置されました。 基本的にTVは見ないのだけど、こちらのチャンネルは200以上あり、ボチボチと変えてたら…

両手ひろげ

今日は一日外でずっと立っていました。 先日、日本ではラピュタが放送されたので、 そろそかなぁと思っていたのですが、 親方、空から女の子が落ちてきません。。。

大人の社会科見学

モーリタニアは日本の3倍の広さを誇っているのですが、国土の90%が砂漠地帯です。 これがモーリタニアは砂漠の国と呼ばれる所以であります。 首都のヌアクショットから南に下っていくと、2時間ほどでセネガル川にぶち当たるのですが、このあたりが10%に…

西アフリカの昆虫館

どもども。 連チャンで調査に行っておりました。 お話の続きです。 - セネガルに行ったのは会議に出席するためだけではなく、西アフリカで最大の昆虫標本館に訪れたかったからなのだ。 幸い、宿から歩いて10分ばかりのところにその博物館があり、所長と一…

Yeah!

今日は500kmドライブしてモロッコの国境近くまで足を延ばしてやってきました。 サバクの中にある街に泊まるところなのですが、こうしてネットがつかえております。 文明の利器はすごいなぁと感心しているのですが、 あと数十年したらあのころはよくあんな…

お楽しみの晩餐会。

ひとしきり見学した後、会食の会場へと足を運ぶ。中はこんな感じ。 お料理。 前妻 キャベツの千切りサラダ、クスクス、 メインディッシュ ココナッツミルクで煮込んだ魚のカレー。 すんごいおいしかった。 ここぞとばかりに、ここぞとばかりにビールをチャー…

秋の夜長の鑑賞会

自分の母は油絵を描くのが趣味だ。 ステキな絵をプレゼントしたいのだが、 残念ながら現物を贈るだけの豊かな財源が当財団には存在しない。 せめて、セネガルの館で発見した写真だけでも見せて親孝行する素振りをしたい。 赤ちゃんを背負った女性 女子だな。…

秋風に吹かれて

あなたが見つけた小さな秋は「恋」ですか? それとも・・・・ いえ。言わなくても大丈夫です。 大切な日が来るまでとっておいてください。 公共広告機構からのお願いでした。

セネガルの赤い夜

私はモーリタニア代表でこの会議に出席している。 ということで、宴会にはいつもの民族衣装を。 いつ着ようかソワソワしていたのだけど、ここぞとばかりに。 バスの中では、自分を見てアフリカ人たち大喜び。持ってきてえがった。 外見は普通のレストランだ…

異文化交流な会議

まずはじめに、クマムシ研究者がバッタ博士の反論を受け、謝罪会見を開いてくださいました。一節によると、バッタ博士にさらに追い打ちをかけていると聞きました。堀川氏のブログ↓ http://d.hatena.ne.jp/horikawad/ さすが、先輩。 今度はきちんと引用元も…

逆襲のハカセ

先日、クマムシ研究者が自分のことを紹介してくれたのだが、その後一大事になりました。「変態」、「狂気」、「マジキチ(真正なキチガイ)」、「マッドサイエンティスト」 浴びせられた言葉の暴力。 幸い自分の価値観がズレており、たまらなく嬉しい褒め言…

自分の夢をかなえるために

自分と面識の無い方も大勢このブログを訪れていただけるようになってきました。 各方面に宣伝してくださった方々、どうもありがとうございます。 私事で大変恐縮なのですが、自分の夢を恥ずかしがりながら語ってもよいでしょうか。 自分の夢は昆虫学者になっ…

他人の瞳に映った自分の姿

私の大学院生活はちょっと変わっていた。 キャンパスライフを送るのではなく、そのほとんどをつくばの研究所で過ごしていた。研究所には学生はほとんどおらず、パートのおばさんのシャンプーの匂いにウットリするくらい女性からも隔離されていた。 途中から…

ノドの爆弾

自分の扁桃腺は人より大きく、年に1,2回腫れ、熱が出る持病がある。親父は手術して扁桃腺をとっていたので、自分もとるかどうか家族会議が開かれたのだが、 そのまま爆弾を抱えたままいこうということになり、今に至る。 昨日から喉に違和感を感じたので、早…

朝日新聞GLOBE ウェブ版

先日、朝日新聞GLOBEで紹介していただいたバッタの記事のウェブ版ができましたので紹介いたします。 http://www.globe.asahi.com/business_life/111106/01_01.html 是非、自分の記事だけではなく、他の方々の活動も一読してほしい。 正直、アフリカでの生活…

博士のジェスチャー

会議は全てフランス語。私はチンプンカンプン。 いつもならスライドの写真でなんとなく言ってることが分かるのだが、今回は文字や数式だらけで全然フォローできない。 ただ、発表の内容がわからないのだけど、人々の熱心さは伝わってきた。 なぜなら、発表者…

セネガル会議

セネガルにでっかいナメクジがいたよ! (決して嫌がらせではなく、一部の軟体動物好きのことを思って掲載しました) 宿舎にバスが迎えに来てくれてみんなで移動。 セネガルがパンツ丸出し王国であることを期待しつつバスに乗り込み移動。 街の風景。 セネガル…

セネガル出張一日目

ダカールまではヌアクショットから飛行機でちょうど1時間で18時発。 普段のフライトは早朝か深夜のため、初めてヌアクショットの街を空から眺めれることができるので楽しみにしてた。 空の上からカシャリ。 あのー 砂が街に迫ってきてるんすけど・・・・ つ…

帰国

無事にセネガルから帰ってきましたーレポートは近日。とりあえずの生存報告です。 それまでモヤモヤしててください。 帰って来てメールチェックしたら、生まれて初めて告って&フラれてしまった女の子が結婚する報告メールが友達からきてました。。 今日は近…

出張に。

今日はこれからセネガルに出張しに行ってきます。 UNESCOがアフリカの発展に貢献するプロジェクトを立ち上げ、科学、文化、教育、農業などあらゆる分野でアフリカを盛り上げようとする主旨らしい。モーリタニアの農業部門でバッタ研究が参加することに…

バッタ新聞

自分がモーリタニアに来て驚いたのは、バッタ問題を知らない人がほぼいないことだ。 サバクトビバッタは現地語で「デザラ」もしくは「クリケ」と呼ばれおり、自分が何者か尋ねられてる時は、 「オレ、デザラ、ケンキュウ、スル」 と説明すれば、大概の人は尊…

バッタの大群

こちらが私が研究しているバッタ。 体長約7cm。大型のバッタだ。 四の五の言わずにこちらをご覧いただきたい。 これは2003年に大発生したサバクトビバッタが首都のヌアクショットに飛来した時のものだ。同僚のシディが見せてくれた。 キラキラ光るのは全…