お部屋探し
モーリタニアでは、研究所の敷地内にある新しいアパートに住むことになっていた。
スペックは、
「リビングに風呂、グローバルキッチン、TVが付いてて安全で家賃はホテルの半額」
かなりざっくりした情報で、つっこみどころ満載だったのだけど、
電気と水道が通ってるし、ラボから近いので即決。
ちなみに前のアパートは28000円の築30年、6畳+1畳キッチン+風呂トイレ付き、駐車場込みでした。
夜も遅いので、空港から直行で連れていってもらいました。
まだ見ぬ人に会う感じで、合コン前のあのウキウキ感に似てた。
車の中で知ったのだが、アパートでなくてゲストハウスだそうだ。
(ゲストハウスはお客様を泊める建物)
なんてキレイで上品なたたずまい。
そっと扉を開けて、中に入ると、
部屋の前にはお花が飾られて歓迎ムードたっぷりで場を盛り上げてくれている。
右が自分用の部屋。
ドアの窓はマジックミラーと思いきや、寄ると中が丸見えなので、あまり近寄って覗かないで欲しい。
部屋の中にはキングサイズのベットにゴージャスな家具が備わっている。
しかも、エアコンが優しげにさわやかな風を送り続けてくれている。
そして。トイレとシャワーのコラボレーション。
ただ、湯船が限りなく浅いため、入浴はご遠慮願われているくさい。
便座は便器の上にそっと置かれているだけなので、座ると簡単にズレてしまう。
もしかして、座らないのか?
何か便利な使い方の秘密が隠されているに違いない。
ベットの脇には冷蔵庫もセットされてて、
中には、フルーツの盛り合わせとドリンク各種がズラリ。
モーリタニア人はなんて気遣い上手なのかしら。やられそうだ。
しかも、机の上には発射準備完了のティッシュが。
ここまでのキメの細かい気配りをしていただけるなんて、感激。
パーティができてしまうではないか。
驚きのVIP待遇。
デカイTVもあるのだけど、何を言ってるのかさっぱりわからないので、あんまミルキーがしない。
このお礼は研究成果で返そうと心に近い、今日のところは眠ります。