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先日、フランスのバッタ研究者のミッシェルさんがモーリタニアの研究所を訪問し、お近づきになれた。
「フランスとモーリタニア、そしてFAOとで共同研究している農業関係の研究成果発表会が次の日にあるからヒマだったら来ないか?会議はフランス語でやるから、ちゃんと勉強してこいよ。ブハハハハ」
と、誘っていただき、急遽参加することに。
詳細はまったく聞いてなかったので、どっかの個室で数人でやるんだろうと思っていたら、
デカいゴージャスなホテルに連れて行かれた。
砂漠にプールとはなんて贅沢な。
会場はおっきい部屋だった。
そして、皆様を見て人種以外の違いに気づいた。
「1人だけ私服」
おーう。ハメられたーーー
つっても、スーツ持ってきてないからどーしよーもなかったんだけど。
会議は、垂れ幕作ってたり、モーリタニア国立のテレビ局が取材しに来たり、モーリタニアの農業大臣達が来たりと一大事イベントになってた。
バッタの故郷だけあって、バッタ問題に対する関心はさすがに高い。
取材クルーが出席者達をカメラに収めようとするのだが、
自分のときだけやたら長いし、回数が多い。
明らかな外人なのでインターナショナルっぷりをアピるには絵的にオイシイんだろうな。
チンプンカンプンのまま会議は進み、ランチタイム。
ホテルのレストランで参加者全員ご馳走になることに。
ナイフとフォークがいっぱい置いてある。
残念なことに我が家ではテーブルマナー教習がなかったので、イマイチ扱い方が分からないので周りを得意のチラ見をしてみた。
スタイルは4つあった。
1. 右手にナイフ、左手にフォーク派
2. 右手にフォーク、左手にナイフ派
3. 右手にフォーク、左手にフォーク派
4. 右手にスプーン、左手はフリー
あぁ みんな適当だわ(笑)
3のダブルフォークは初めてみた。
つか、ナイフとフォークがあるときは手づかみはしないようだ。
続いて、デカイヤギ肉ステーキが登場し、スイーツも。
午後からは適当に班分けしてグループ討論する予定だったので、戦力外必至だったので研究所に戻ることに。
次の日、色んな人から、
「昨日、8時のニュースでオマエ、ドUPで映ってたぞ」
と。すっかり忘れて逃してしまった。
モーリタニアの人々に、日本人がバッタ研究しに来た事を早々に紹介できたし、
チャムスのTシャツが日本の正装だと思わせてしまった。