モーリタニアからメッセージを
先日、モーリタニアのフランス学校で東北関東大震災のメモリアルイベント的なものがあるので、是非同席してほしいとの連絡を大使館から頂戴し、出席させていただいた。
久しぶりの生日本人に緊張した。
ティジャニからもらったダラーを身にまとい、ご挨拶するもダラーに関してはスルーされる。
皆、見慣れてるから珍しくもないのだろう。
会場には小学生から大学生っぽい人まで、すごい沢山のフランス関係者が集まった。
まず、日本についての紹介DVDが流され、日本の四季溢れた美しいシーンと祭り等の紹介がされた。
(優雅な祭り風景を)
そして、お偉い様方からのスピーチ。
陽気な3人組みによる音楽の披露が合間合間に入る。
(おじさんの肩に白い粉がついていた。ほろってあげる勇気がなかった)
アレンジした「桜」も演奏してくれた。
そして、嬉しいことに、モーリタニア代表で出席していた偉そうな方が、スピーチしてる時に自分のダラーにつっこんでくれたくさい。
会場中がウケてたけど、何がおもしろかったのがさっぱりわからなかった。。。すみません。
そして、多分、小中高学生それぞれからの激励を頂戴した。
中学生は詩を朗読してくれた。
うん。ビタ一文わからなかったけど、日本を励ましてくれている真剣なまなざしは伝わった。
高校生?は日本を励ますメッセージを。
(おっさーん!なぜこのタイミングに、そのベストアングルに手を伸ばすのだ!
そんな高等なスクリーンプレイはやめてくれー)
遠く離れた地にいる日本人の心を癒そうとしてくれるフランス人。
その優しさに感動しました。
フランスの方々が、すごく励ましてくれていることを是非とも日本に伝えたい。
大地震で自分も家に帰れなくなった時に、友人のフランス人のリシャーが快く笑顔で連泊させてくれた。
優しいフランス人。フランス人優しい。
その優しさは是非とも学びたい。
不思議なことに、ティジャニの話すフランス語の意味は最近わかるようになったのだけど、
フランス人が話すフランス語がまったく分からなかった。
なんだろう。この現象は。。。
そして、在モーリタニア日本大使館は昨年できたばかり。
大使であられる東大使はモーリタニアの環境問題に興味をお持ちで、自分がバッタの研究をしに来たことに興味を持っていただき、先日、大使館にて面談をしてきた。
東大使は、これまでにもいくつもの国渡り歩いてこられ、非常に博学で、自分のバッタの話に真剣に耳を傾けてくださった。
モーリタニアの農業は多くの問題を抱えており、大使はなんとかして日本が手助けできないかと考えられており、自分のバッタ研究もその一助になるのではないかと思いついたそうだ。
かりにも農学博士である自分としても是非ともモーリタニアの農業問題に取り組んでいきたい旨を伝えた。
近々、大使公邸で行われる昼食会にお誘いいただき、そこでバッタ問題についてまた面談してくることになっている。
研究者は研究に専念しなければいけないのかもしれないが、
こういった問題にも積極的に取り組んでいきたい。