宴: 昼の部


会議最終日に各国のバッタ長を研究所に招待してパーティをすることに。
朝から研究所は大忙しでパーティの準備にとりかかる。

自分のゲストハウスの脇の空き地にテント設営。
ミッションで使ってるテントとは比べ物にならないくらいデカイ。



みんなで力を合わせてセットアップ。
(悪ノリのドライバー集団)




照明はジブリが近くの街頭をもいできた。

(さすがジブリ。ダイナミックだ。)








うちの研究所にも女子がいるのだが、会話したことがない。

その女子が3人手伝いに来ていたのだけど、写真とってたら男のワーカーに

コタローは嫁はいるのか聞かれたので、いないと言うと、











「ぢゃあ、この子達と結婚していいよ」


と気軽に言われた。
誰か1人とかでなくて、3人まとめて結婚しろと・・・

そうだ、ここはMax4人まで嫁を持てる国だった。


名前変えた次は嫁かよ!







「アナタ、名前は何て言うの?」

と、1人の女子が英語をしゃべれて名前を聞かれたので教えると、



「みんなー コウタローだって。
コウタローコウタローコウタローコウタローコウタローコウタロー・・・・」


と、3人で「コウタロー」を呪文のごとく復唱し始め、どうやら必死に覚えようとしている。



「やだぁ 冗談言わないでよー」と男のワーカーにつっこむと思ってたら、
本気女子だった。





日本の不謹慎な友達からのアフリカでやって欲しいリクエストとしては、

1、嫁をたくさん連れてくる


2、変な病気にかかる


3、もう二度と日本に帰ってこない


を頂戴しており、ネタを実現するには絶好のチャンスなのだが、
親に会話できない嫁はなるべく連れてこないでほしい旨言われているので、







「いいえ、結構です。私はサバクトビバッタと結婚しています」

と丁重に断った。





納得いかない女子が写真を一緒に撮りたいというので女子に囲まれてみたのだが、
自分の前に座った女子が、自分の右足のつまさきの上に座ってきた。



とろけるくらいやわらかいお尻の感触が足を介してダイレクトに伝わってくる。
偶然を装って女子の武器をフルに生かしてきた。
おのれ!なんて卑劣なまねを!
決意がゆるむぢゃないか!







右隣の女子は、

「わたしの名前はミナトよ。ミーナート。ほらっ 早く言って。ミーナートぉ」


とうながしてくる。

「あ、、ミーナト?」


「そうよ。もっと言って」


こちらは甘えてくる作戦で来た。





左の女子は何もしてこない・・・・。


ちくしょう。

何もしてこないと逆に気になるぢゃないか!

去る者を追ってしまう男の性質を熟知している。。

狩猟民族の血がにくい。





モーリタニアにも小悪魔が潜んでいた。




アフリカに来て最大のピンチを迎えています。