中国4千年の吸引コースにすがるの巻

肩こりがヒドイ。
コリコリ具合が白木屋の「鳥軟骨のからあげ」に迫る勢いだ。
肩に限らず、背中全体にコリが。


日本にいた時は針やマッサージにお世話になっており、1人では生きられない状態になっていたのだけど、こっちに来てから再発したようだ。


この日も朝からヒドく、吐き気がしてきたので、モーリタニアにもマッサージ屋さんがあるかティジャニに聞いてみた。

日本代表が自分1人しかいないので、リタイアは許されないので、早めのケアをすることに。






一軒心当たりがあるらしく、そこに行ってみた。

どんなテクでマッサージしてもらえるのかドキドキ。
どんなコースがあるのかワクワク。



きっとそんな高くないだろうから、頻繁にお世話になるだろうなと想像しながら、
そこに行ったら、潰れていた・・・

ショック大!







凹む自分を見て、ティジャニが


「とりあえず探そう」



と気をつかってくれて、ドライブし、それらしき店を見つけた。


女性専用のビューティーサロン「クレオパトラ


うーん。ちょっと違う気がする。今は美しくなるのは二の次なのだが、万が一マッサージをやっているかもしれないということで、業務内容を聞きに行ってくれた。


溺れる者はファラオをも掴む。


お店閉まってて、聞けなかった・・・


ちくしょう。






絶望に包まれ、ドライブを続けると、中国人の毛先生がやっているクリニックを発見。
中に入ると「針灸」という漢字が掲げられたドアがあったので、これは当たりでしょう。



「毛先生。もぅ ダメです。助けてください。」

ジェスチャーで具合悪い旨を伝え、ついでに針は勘弁して欲しいのも。
自分は針は大好きっ子なのだが、外国での針は衛生面上かなりの勇気が必要となることを外務省のHPで見ていたので、今回は見送った。





診察のベットに上半身裸でうつぶせに寝ると

毛先生がアルコールにひたした布に火をつけ、不安と期待を掻き立てる。

すかさず、ガラスの蛸壺みたいなやつの中をあぶって背中にパコッと貼り付けた。
蛸壺はちょうど心電図検査のときに、胸につける吸盤上のやつのデカイバージョン。






ローションもつけずにいきなりですか?
と、心配したが、恐るべき吸引力で引っ張られ、超絶フィットしてくる。




あぁぁ、懐かしい感触だ。
そういえば、こーやってキスマークつけられてたっけな、

と、青春時代の王様の絶対的権力を思い出していた。





続々と蛸壺が張り付いていく。
どうやらメインは吸引コースとみた。



ドンジャラス トゥー トゥー ドンジャラス」

とティジャニが後ろで慌てふためいているのを尻目に、かなり気持ちいい。
どんどん背中が熱くなってくる。


蛸壺が品切れになったので、竹筒も動員された。

(グロ画像のため加工しました)




途中、毛先生のチェックも入る。





20分間放置後、ようやく外される






お次は、

毛先生のおさわりマッサージタイム



コース内容は、


チョップ、揉み、ビンタがあり、背中と緊張をほぐしてくれた。

あと、ここでは言えないサービスも・・・




かなりスッキリした。さすが中国4千年の歴史。

2500円ほどの診察料を前払いしていたのだが、
かなりお値打ち価格だと思う。








つか、自分の背中が気になったので写真を撮ってもらった。

「どんだけ日の丸背負ってるんですか?」



愛国心丸出し状態になっていた。







そして、この日のパンツは、こーや君から餞別でもらったエヴァンゲリオンのシンジの名言。

「逃げちゃダメだ」

ミッションに行く時は必ず履いていく勝負パンツだ。

ヘビーローテンションで履いているため文字に亀裂が走り始めている。



自分は今、第何使徒ですか?

たとえ身体は使徒へと変わろうとも、バッタ研究に対する気持ちは変わらない。