フランス日記

新しいパソコンにPhotoshop入れてなくて、フランスで日本から来た方に親切にも持って来ていただいたので、これからまた写真付きのブログを作れます。
どうもありがとうございました。

フランス道中記始めますよー




初日

モーリタニアからパリまでフライト5時間。

とりあえず空港でモメます。
出国手続きを済ませて後はロビーに行くだけという段階で、ポリス的な制服を着た職員に呼ばれ個室に入れられる。

「ウギア(モーリタニアの通貨)持っているか?」

と尋ねてきた。

そぅ。2年前も同じ目に合ったのだ。
職員がウギアは国外に持ち出しできないから、ここで置いていけとお金を没収してくるのだ。

今回はあらかじめ少額しか持ってきていなかったので、没収されてもかまわないけど、どうなるか見てみたかったので


「持ってます。」

と正々堂々と答え、お金を見せると、やはり置いていけとのこと。




「これは帰ってきてからタクシーに使うから大切なのです」

と駄々をこね続けてみる。

聞き入れてくれないので、

「んだはんで、わーこっちさ帰って来てがら使うっつってるべや」



津軽弁を交えて交渉したら、許してくれた。
困ったときの津軽弁に感謝だ。


ロビーで仲良くなったスイス人のお兄さんに聞いたら、一部の外人は個室に連れて行かれるそうで、ウギア持ってないと言えばすんなり通れるそうな。





そんなこんなでパリに到着。
出迎えてくれたのはクマムシ研究者の堀川さん。

クマムシ
http://karapaia.livedoor.biz/archives/51766036.html


つくばの研究所で1年半同じ実験室で一緒に具合悪くなるまで競って研究していた盟友だ。
彼はこないだはNASAで研究してたり、現在はパリ第5大学のビッグラボにて研究中と世界を渡り歩いている。

クマムシ研究に関心のある方はこちらを参照されたし)
http://tardigrades.net/index.html
http://profile.ameba.jp/horikawad/
http://www.hatena.ne.jp/horikawad/


パリ中はお世話になりました。
堀川さんのおススメの中華料理屋で久しぶりの豚肉料理をいただいた。
コックの腕もさることながら豚肉がうまい。
心からポークバンザイ。 





次の日はパリ観光と結婚式会場への移動。

朝市場。肉から魚から野菜までいろんな屋台が軒をつらねている。



(下着の屋台もあってドキドキしました。)


目指すは、パスツール研究所

パスツールは「細菌学の父」と呼ばれるとても偉大なフランス人科学者で、どれくらい偉大かを知りたければ、ぜひウィキってください。




研究所の前には最新の研究成果がアートと融合して飾られ、非常に美しい


時間の都合で中に入って見学できなかったのだが、

オレ、パスツール研究所に行ったことがあるんだぜ、と胸をはって自慢していくことにする。




お次は堀川さんのパリ第五大学のラボへ。



クマムシの飼育風景。

クマムシは干からびても生き続け、水を得ると復活して動きはじめるミラクル生物なのだ。
地上で最も強い生物として近年注目を受けている。



チューブがやたらいっぱい付いている実験装置。

チューブがいっぱいあると何か怪しく思うのは私だけでしょうか。


堀川さんの同僚のフランソワー。

彼もモーリタニアに興味深々らしく、来年あたり二人は本気でモーリタニアに来ることになると思う。




エッフェル塔も見ました。

真下には行っていないのですが、
オレ、エッフェル塔に行ったことがあるんだぜ、と胸をはって自慢していくことにする。



パリの雰囲気を満喫するためにオープンカフェでお昼。

みてみてー 超オサレでしょ。ステキでしょ。
自分も場に溶け込んで、すっかりパリジェンヌでしょ♪



うーむ。なんでだろう。
モーリタニアでも外でご飯食べるのはしょっちゅうなのに、気持ちの盛り上がり方が違う。


えぇ 豚肉の塊を食べますよ。ビール飲みますよ。

(ごめん。オシャレ女子のマネして料理の写真をUPして。)




お散歩してたら、ウィンドウ越しにバッタを発見。

パリと言えども、バッタを発見してしまう職業病。



そして、リールへ移動。