さようなら

フランソワーがベルギーに帰りました。
予定していた2ヶ月の滞在日程を無事に終えて。

夜の3時の飛行機に乗るということで、1時まで付き合って色々話をした。
最後の日はヌアクショットは嵐に見舞われ、停電してしまい暗闇の中で過ごした。

モーリタニアの中華料理屋さんでは青島ビールが売っている。
一本1000ウギア(300円くらい)

1000ウギアあったら、成人男性3人が腹いっぱいご飯を食べれる。

正直、毎日でも飲みたいところなのだが、ティジャニと一緒に行動している手前、贅沢は極力避けており、
2週間に1本だけ精神維持のため飲んでいる。


フランソワーがモーリタニアに来た日は乾杯したのだが、
この日は、フランソワーがビールを2本くれた。
自分も冷やしていたビールを1本あげ、


「スゲーな。月に3本もビール飲めるなんて」


と二人で笑った。



彼には彼女がいるそうで、モーリタニアに来る前にカウボーイショップにデートしに行ったそうな。
そこで彼女がブーツを欲しがっていたから、それをプレゼントするんだって。
ただプレゼントするんでなくて自分自身は全身カウボーイの格好をして、プロポーズするそうな。
来週の水曜日らしいよ。


久しぶりに彼氏に会えて、思いがけないプレゼントもらえて、彼女もさぞかし喜ぶことえしょう。


片づけ中も、口笛が絶えないフランソワー。

ウキウキしている。



いつもテレビを爆音で見ていて、うるせーなーと腹たてたり、
貸した鍋を焦げ付かせて返してくれたり、
腹立つこともあったけど、しょぼい英語の自分を嫌な顔せず相手してくれてとても助かった。


ベルギーでは博士課程に行くのは、教授のスカウト制らしい。
教授が指名しないと博士課程に行けないそうで、うまく行けると給料がもらえるそうだ。
彼ならきっと教授が指名してくれるはずさ。


またいつか会おうと約束し、彼は白いシャツを干したまま旅立っていきました。





今日のゲストハウスはとても静かです。


また一人暮らしの始まりです。



昨日、彼がくれた缶詰達とトイレットペーパー。

置き場所が悪く、つまづいて転んで、またフランソワーを思い出してしまった。







今日はちょっとだけセンチメンタルな日記です。