大地の恵み

なんだか美味しんぼみたいなタイトルだわw


こないだデーツを購入中、お店の向こうに怪しい物体を見つけていた。

(昔ながらの天秤で、重さを量ってます。不正を働かないようにティジャニが見張ってくれてます。)




白い岩が積み上げられていた。

なにかしら?



お店には大きな袋が山積みになっている。



ティジャニに聞いたらモーリタニア産の岩塩だそうだ。




袋の中には砕いた岩塩がぎっしり。


モーリタニアの名産品で、昔からラクダに乗せて隣国のマリやモロッコに運んでいたらしい。



岩塩は食べたことがなかったので一塊買ってみた。





トンカチで細かく砕いて、食べてみたらすんごいマイルド。




モーリタニアに来ても人造の塩を使ってて、塩はしょっぱいだけかと思ってたので、
これには驚いた。
塩だけ食べて美味いと思ったことないッスよ。



ティジャニのばあちゃん曰く、
「昔は岩塩を食べていたころは健康だったんだけど、人造の塩を使うようになってから具合が悪くなる人が出てきた」
とのこと。



なんでだろ? ミネラル不足とかかしら?





とりあえず、岩塩に惚れた。

岩塩を使って何か料理をしようと思いました。




先日、首都で一番大きいスーパーマーケットでしょうがを売ってるのを発見していた。

デカい。



これはもう、アレでしょ。




噛んだ時の効果音がそのまま名称になってしまった





ガリ


を作るしかないでしょ。


寿司もさることながら、ガリ大好きです。
当然ながらモーリタニアでは売っておらず、ずっと食べたかったので自分で作ればええやん。



岩塩もしょうがも大地を共にしているので相性はいいはず。



ぢゃあ、いまからおおざっぱなレシピを紹介いたしましょう。
作り方は時間軸に沿って3つのパートにわけます。

1.小さな小瓶を熱湯で煮沸します。ピクルスが入ってた瓶を使いました。


2. 酢150ccと砂糖を大さじ2、モーリタニア産の岩塩大さじ1
これを全部混ぜてから火にかけて、よく溶かして、沸騰したら冷まします。
(注:酢の蒸気が顔面直撃すると「ウッ」ってなるよ)


3.しょうが。
しょうがの皮はスプーンでむくと楽ちんだよ。

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訂正:プロの料理人からアドバイスを頂戴いたしました
見た目は悪くなるかも知れませんが生姜は皮のすぐ内側が香りが強く美味しいんです、ですから
スプーンではなくて、乾いたフキンか何かで絞るようにすると皮は殆ど剥けます、それで作るともっと香り高い「ガリ」になりますよ。

釣助@札幌 
http://www.chousuke.com/
http://chouske.ti-da.net/


これで、さらに美味いガリを作りたいと思います。ありがとうございます!

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しょうがはうすくスライスします。
繊維に沿って切るかどうかで食感が変わってきます。
自分は沿って切るほうが好きです。


熱湯にくぐらせます。
1分ちょい茹でます。
茹でる時間を短くすると辛みが増します。

長期保存するのであれば、気持ち的に長めに茹でればいいかもだね。



最後は、冷めた汁にしょうがをつっこんで完成。

なんでやねん。


うん?




一日寝かせてから食べるのですが、笑顔で言うけど、これは旨いッス。
汁の味、しょうがの切り方、茹で方を変えればいくらでも味の変化を生み出せれるので黄金比を求めていきたいと思います。
漬物代わりに毎日食べてます。




んで、ガリ汁なんですけど、リサイクルして酢鳥を作ってみました。

ケチャップにガリ汁混ぜるだけっすもん。






岩塩は味もさることながら、
何万年もかかって出来た岩塩が料理に入っただけで、すごく贅沢な気分を味わえます。



ナイス岩塩。