ポエムを口ずさむとき

細 将貴という若手研究者がいます。

細氏も私と同じ日本学術振興会の海外特別研究員としてオランダに赴任しておられます。


細氏は昆虫の研究をしているわけではありません。
彼の研究内容は先日出版した本を見れば一目瞭然


右利きのヘビ仮説―追うヘビ、逃げるカタツムリの右と左の共進化
(フィールドの生物学)(東海大学出版会)

右利きのヘビ仮説―追うヘビ、逃げるカタツムリの右と左の共進化 (フィールドの生物学)

右利きのヘビ仮説―追うヘビ、逃げるカタツムリの右と左の共進化 (フィールドの生物学)


アマゾンでまさかの品切れを引き起こし、早々に増刷されるという偉業を達成されております。
私も実家にキープしております。


学会が違うこともあり研究集会で一回しか会ったことがないので、知ったかぶって多くは語れないのですが、
彼を知る人は口を揃えて



「細は別格」



と言います。


もしかしたらベッカムだったかもしれませんが、彼から発せられるオーラが常人と違うのは感じます。
彼の研究内容は分野が違う研究者にもおもしれーと言わせるので間違いなく別格です。


彼は、聞いたことが無い研究内容を自分で一から築き上げて、世界的な仕事に成し遂げました。
力ある研究者として魅力的な男だと思っています。
(残念ながら既婚です)


100年後も、レジェンドと呼ばれるにふさわしい香りを漂わせています。


あれから、我々はたまにツイッターで励まし合っております。
(あ ごめん。偉人と肩並べるような発言して自分もすごいアピールしちゃった♪)


以前から彼のHPにちょこちょこと遊びに行ってみると、
https://sites.google.com/site/masakihoso/

なんでも藤原ナチュラルヒストリー振興財団フォトコンテストなるものがあり、細氏も受賞したとのこと。


藤原ナチュラルヒストリー振興財団フォトコンテストより
「自然の美しさやすばらしさを表現した作品で、「自然史」を感じさせる作品の応募を期待しています。」



えぇ 真似して自分も昨年バッタの写真で投稿してみました。




そして、





「佳作受賞」



じつは、受賞の知らせは今年の頭に受けてて、実家にはすでに賞状が届いておりました。
受賞者のコメントが求められていたので、それが掲載されてから皆様にご報告しようと考えておりました。


奇しくも今年度の受賞者のコメントが掲載されたとの一報を戦友の細氏よりいただき気付きましたw





おめでたいことなのですが、一つだけ残念な点は、
コメントが求められた時期は、
モーリタニアからバッタがいなくなり、目標を失い心が病んでいた時でした。



私は、
心が病むとポエムを口ずさむ癖があります。


えぇ やってしまいました。

http://fujiwara-nh.or.jp/archives/2012/0614_180752.php



今は立ち直りかけていたところだったのですが、この殺人ポエムでまた心が病みそうです。


みなさまも病めるときも健やかなるときも安定して気をたしかにもちましょう。