昆虫大学・蟻御三家

まずはおもむろにアリの写真を撮ってみましょう。

おら、動くな。




うん。動くし、ちっさすぎてこうなるわな。
キレイに撮れなくてもべつにいーし!!
アリの研究者じゃねーし!(まだ)





でもね! 世の中には不可能を可能にする男たちが存在し、運命とは恐ろしいかな、
メレ山メレ子さん主催の昆虫大学に集結してしまったのです。

昆虫大学の模様↓
メレンゲが腐るほど恋したい
http://d.hatena.ne.jp/mereco/20121229/p1



最初の方は島田拓氏(アントルーム代表)。

{ドクガクテツガクさんのインタビュー}
http://dokutetsu.pya.jp/1113/

島田さんは日本初のアリ専門のショップを経営しておられるのです!!
http://antroom.cart.fc2.com/


甘いマスクをしているので、私はさっそく「たくちゃん」と呼ぶことにしました。


自分で珍しいアリを採集しにあちこちを飛び回り、それで飯を食えるとはめちゃカッコいいッス。そして、たくちゃんの写真の腕前がパない(注:両親へ、ハンパがないの訳です)

ありんこ日記
http://blog.livedoor.jp/antroom/


補足ですが、奥様がかわいいのでちょっとイラっとします。




二人目。
人は彼女を作らずに30歳になると魔法使いになるという伝説があります。
己の欲求と引き換えに魔法使いになった男。
それが小松貴氏なのです。
�月紀
http://sangetuki.blog.fc2.com/

魔法使いじゃなかったら彼のあの奇跡な写真は撮れないはずなので納得です。

講演会の姿を見に行くことができなかったのですが、魔法使いの衣装で講演したそうです。




飲み会で彼の撮影を試みました。

バッタ博士「小松氏ー 写真撮るよー」

プイッ



バッタ博士「いやいや、盗るよー」

ササッ


最終的に鉄壁のディフェンスと知られるキン肉族の至宝「肉のカーテン」まで繰り出してきたため素顔を押さえることができませんでした。
きっと魔法契約書に厳守事項として気軽に写真撮影に応じてはいけない旨が明記されていたのでしょう。
初対面では人見知りすると伺っているので次回は打ち解けているはずです。



そして、丸山氏。

丸山氏はツノゼミの本を出したり、

ツノゼミ ありえない虫

ツノゼミ ありえない虫


丸山氏はフィールドの生物学8を書かれております。

アリの巣をめぐる冒険―未踏の調査地は足下に (フィールドの生物学)

アリの巣をめぐる冒険―未踏の調査地は足下に (フィールドの生物学)


拝読したのですが、キレイな写真の数々に心奪われてしまいます。
もう。心臓泥棒。
この本は考えられない研究量を基に書かれており、我々は労せずしてその努力の過程と結果を楽しめる贅沢な一冊です。


とくに顕微鏡を覗きすぎて視力が落ちてもなお観察を止めないあたり、人として心配になりました。こういうのを執念と呼ぶのでしょう。
と、裸眼で視力2.0の博士がしみじみと申しました。


そして、我々の身近にもまだまだ発見が潜んでいることを言葉巧みに教えてくださり、なんだか毎日が楽しく過ごせそうじゃないですか!こんなにも春が待ち遠しくなるなんて!


アリ本とバッタ本の決定的な違い、それは「片仮名」を使っているかどうかです。
私は響きが良いと言う理由で乱用しました。
丸山氏は洗練された日本語を使うべし、と。



バッタ本の中で、「熱いパトスがほとばしる」とかっこつけようとしたのですが、



まさかの「パスト」になっており死にたくなりました。
背伸びするのは良くないです。
(二版では修正しました)


研究者として丸山さんの生産性の高さは憧れの的であり、打ち上げに行く途中にその極意を助言していただきました。
みんなには内緒よ。ウフフ。
(あざーっす。さっそく試させてもらってます)

斷蟲亭日乗 
http://d.hatena.ne.jp/dantyutei/?of=10



御三方にはお近づきのしるしにファーブルの記念硬貨を押し付けてきました。

(実際に2ユーロとして使えます)






そして、ここからが本題でございます。


このアリえない人達が総力を結集し、なんと本を出したでござるの巻。




「アリの巣の生きもの図鑑

アリの巣の生きもの図鑑

アリの巣の生きもの図鑑


世界初だそうです。

超絶見事な写真てんこ盛りなことでしょう。

いーなー 日本に居る人は。




日本に帰る楽しみが一つ増えて嬉しいッス☆