三人目のバッタ職人

今日、所長さんがゲストハウスにやってきて、ちょっとネット使いたいと言うのでパソコン貸したら、

あまりにオレがつかってる会社のネットが遅いのに驚き、


「よくこれで生きていられるな。私だったら手刀でパソコンぶっこわしてるところだぞ」


と。


え”ぇーーーーーー

所長ダイナミックすぎだw 


大胆発現に加えて、「手刀」を知ってたので驚いたら、

所長は幼少時代に貧弱だったので、強くなるために空手を習っていたから知ってるそうだ。
モーリタニアにも空手があった。


実は、自分も従兄弟が空手の道場をひらいており、小学生のときに通っていた。
一応、初段で黒帯なのだが、その肩書きは、






初段(補)



初段なんだけど、昇段試験の成績がイマイチだったので、初段の補欠。


まだ一級の方が強そうな残念な初段保持者です。


「あ、自分もブラックベルト持ってますよ」

と伝えると、

「ほんとかーー!!明日、研究所の全職員にコウタロウは危険だから怒らせないようにしろと案内ださないとなw 

そのうち一緒にモーリタニアの道場に行って修行しよう」

と誘われた。


マズイ。。。 
本場から来た日本人の空手マスターに道場中のモーリタニア人が絶対に注目するはず。。。
とりあえず、「押忍」の発声練習からはじめるか・・・


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Akjoujtからケージをもってきたのはいいものの、
あまりにも複雑すぎて組み立てることができない。

ティジャニも当初は、自分で組み立てられると思っていたのだが、
けっきょくお手上げ。


分解はだれにでもできるのだが、
どうやら作った職人しか組み立てることができないみたいだ。



途方に暮れる直前にティジャニがケージ職人の存在について言及し始めた。


(注:「ケージ職人」でググると、
「もしかして・・・ケーキ職人」とか心配されるけど、「ケージ」で合ってるから)



ティジャニの談話


「実は、このケージはうちの研究所にいる職人が1人で作りあげたものだ。

三人目のバッタ職人は、ケージ職人のジブリ


ジブリは普通に働いてて、今は、別の所で小屋を建てて普通に忙しいみたいだ。

その仕事が一段落すれば普通に手伝ってくれるはずだ。

彼しかこのケージを元に戻せない。」

と。



ジブリ



え?



ジブリ


天空の城ラピュタ」や「となりのトトロ」を世に排出したジブリと同じジブリ



まさかとおもってウキったら「スタジオジブリ」の名称は、サハラ砂漠に吹く熱風(ghibli)に由来しているそうな


(注:皆へ。wikipediaより抜粋したので「ググる」に対抗して「ウキる」という造語を造ってみたよ。どっかで聞いたような肝汁)


モーリタニアはまさにサハラ砂漠を代表する国。

実名のジブリがいてもおかしくはない。

しかし、めちゃくちゃカッケー名前の職人だ。


ジブリとすぐにコンタクトをとり、助けてもらえることに。。。


5年の眠りから、今、巨大ケージが目を覚ます。



次回、「ジブリ現る」





ところで「ジブリがいっぱい」って「熱風がいっぱい」だったんだね。

もっと、ふんわりしたイメージだったのに間逆だった。