エロテロリストと秘密のときめき

こんちはー。
京都での生活が充実しすぎてて、ブログに放置プレイしてやりましたよ。

更新を楽しみに足しげくブログに通ってくださっていた皆様すみません。
あんまり元気じゃなかっただけなので。


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昨年登壇させてもらった夜のニコニコ学会で知り合ったろくでなし子さんからメールが来ました。
なにやら個展を開かれるそうでお知らせハガキを送ってくれるとのこと。なんて律儀な女性なのかと、大学の住所を教えました。

彼女の返信に恐怖を覚えました。

前野ウルド浩太郎さま 早速ご住所を教えて下さりありがとうございます!!DM(ダイレクトま〇こ)をお送りいたします。どうぞよろしくお願い申しあげます
(注:一部の文字に修正を加えております)


そうだった。彼女の生業はすさまじい破壊力を秘めていたことを思い出しました。

(夜のニコニコ学会にて。ろくでなし子さんお得意のポーズで)


彼女は、漫画家であり、女性器のアーティストだったのです。




大学にろくでなし子さんのハガキが届く。不安でいっぱいになり、確認したところ、

恐怖心を与えてしまい、すみません>_< よーく見ないと穏やかなハガキなので、大丈夫と思うのですが、事務員の方がよーく見なければ…>_<


私はイチモツの不安を抱えて、脅えました。




そして届いたハガキがコレです。


なんてことしやがる!!! 


着任早々に、ちっとも穏やかじゃないアカデミックハラスメントをくらいました。
(さしあたり机に飾っています)


マン個展は大好評のようです。





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先日の土曜日はオシャレ本屋さんで有名な恵文社一乗寺店さんにてメレ山メレ子さんの「ときめき昆虫学」出版記念トークイベントがありました。

ときめき昆虫学

ときめき昆虫学





なんと私は恵文社さんの目と鼻の先から歩いて15分ほどのところに住んでおります。


実はメレ子さんのイベントにシークレットゲストとして参戦させてもらうことになっており、
当日まで秘密を守るという大役を見事に果たしました!




別室控室にて、最終チェック。




トビラの隙間から今か今かと登場を待つ。



トークイベントではお互いに自慢の虫を紹介し合うというデュエル方式でメレ子さんと対決。
殴り合うことなくほがらかに進行しました。


あいかわらず、カミカミでした。ごめんなさい。




サイン会中のメレ子さんと美人編集者のサチコさん。



ときめき昆虫学を読んでの感想ですが、初めて億千万の胸騒ぎというものを覚えました。
最初からマックスな盛り上がりをみせているにもかかわらず、至る所にクライマックスがある構成になっており、心地よい疲労感が味わえる一冊です。
乙女のむきだしの想いに心打たれます。ビシビシって。
生きとし生きる者すべてにお勧めの一冊です。



PS
何食ってもうまい状況がひたすら続いています。とくに学食が最高うますぎて入りびたっています。
3年間日本食から隔離されていたので、これから少しずつ味わっていきたいと思います。



全国各地の美味いもの情報待っています!
美味しくいただきますよ!

グロッキー

サハラ砂漠から冬の秋田に帰るのは危険でした。
時差ボケと寒さ、今までの疲れがドッと出て、くたびれておりました。


3回、針に通って相当良くなりました。

(親父撮影)



滋養強壮ということで秋田の市場に行き、やつめを購入。


この口で吸いつかれたくないです。


1匹2000円を鍋に投入。

ごぼうと母の手作り味噌がマッチしてそーとー美味かったッス。



運動不足なため近所を散歩。

小学生の頃によく遊んでいた山に、誰かの秘密基地を発見。
時代は変わっても、遊び方は変わってないなぁ



今月いっぱいはバタバタしておりますが、4月からようやく落ち着くはず!


おススメの食べ物とかあったらガンガン教えて欲しいです。
最近のマイブームは、セブンイレブンの肉しゅうまいと堅揚げポテトののりしお味、ストロングゼロのグレープフルーツ味。ヤバいね。


昼も二郎系のラーメンを食べたりと確実に腹が出てきました。



もうひとふんばり。

ただいまー


サハラ砂漠からの雪国はあまりにも過酷なのでゆっくりとならしてきたのですが、
今日は飛行機が秋田空港に着陸できるかどうか瀬戸際の吹雪。


出発する前に


「引き返す場合はご了承ください」

とのこと。


幸い着陸してから吹雪いたのでセーフでした。
2月27日にモーリタニアを出発し、本日3月9日ようやく秋田の実家に帰ってきました。



時差ボケと寒さのおかげで具合悪いので、元気よく寝込んでいきたいと思います。



PS
生まれて初めて動いているふなっしーをテレビで見ています。
あの動きができれば・・・ 

カウントダウン

日本からアフリカに持ってきて最も使えなかった物。

携帯の外付けカメラ。今から10年近く前は携帯にコイツを装着させて写真を撮っていました。
なぜアフリカに持って来たのか。用意周到過ぎる自分が怖いです。



明日、とうとう帰国することになりました。


空手は礼に始まり、礼に終わります。
私のアフリカ3年間の滞在は、下痢に始まり、下痢に終わりました。
昨夜、日本から持ってきたスナック菓子がやたらしけていたが気にせずに食べたらクリーンヒットし、上から下からマーライオン
引っ越しの準備をする最重要日にフラフラに。最悪や。

(最後まで母が準備してくれた薬の世話に)



そして、お昼は研究所でお別れパーティーが開かれました。

オイリーでピリ辛な魚の煮込みぶっかけご飯とフライドポテト畑に降り立ったカレー味のチキン。


「せっかくですが体調がすぐれないので、お昼食べれないです。」
などと野暮なことは言わず、漢らしくモリモリ食べました。美味かったです。


所長に「けっきょく手で食うのうまくならなかったな」とツッコまれました。


そして、先ほど、本日3本目の必殺の座薬をツッコみました。
絶食状態で飛行機に乗らなければ、悲劇が起こるやもしれません。




銀細工の箱をプレゼントでもらいました。


こちらでやった研究内容を所長に報告すると、
「コータローの活躍はサハラ地域で革命になるぞ! これからが楽しみだ」
と餞別に労いの言葉を頂戴いたしました。





もっとやれたという後悔と、予想外の発見もできたという達成感が入り乱れる複雑な面持ちです。

まだまだ研究を続けることができるので、本当に良かったです。


40年間、アフリカの野外で調査がほとんど行われていなかったため、自分の研究で止まっていた刻を再び動かすことができればと、狙っています。


色々あったけど、アフリカに来たときよりも、研究がもっと好きになりました。




今一番やりたいことは、アフリカでの研究を早く論文にまとめて発表すること。






3年間に渡って励まして下さった皆様、本当にどうもありがとうございました。
心が折れることなく邁進できたのは一重にも二重にも皆様からの声援のおかげです。

声援に応えて、日本に胸張って戻ります!

日本でも引き続きよろしくお願いいたします!!





ということで、

パリで乗り継ぎ14時間が今回の鬼門です。

冬季オリンピック


その頃、一方モーリタニアでは、





砂丘に華麗にはまっていました。



3週間くらいもがいていたのですが、ようやく脱出できてよかったです。
安否を心配して下さった方々に大変心配おかけいたしました。


たとえ、生死に関わる深刻な状況でも、全身タイツが場の空気を和ませてくれます。



あと3,4日くらいでたぶん日本に帰国します。
タイツも持って帰ります。



全体的にすこしくたびれました。
パンツも自分もヨレヨレです。


壊れる前に心と体のメンテナンスをする必要がありそうです。


その前に、引っ越しの準備をしなければ。
1万3千キロの引っ越しなのに、何も手を付けていません。


その前に、実験を終わらせなければなりません。



その前に、トイレットペパーを買いに行かなければなりません。


その前に、、、、、 おぉぉぉ ことごとくギリだ。



街で私を見かけましたら、肩をたたいて労っていただければ幸いです。

毎年恒例!! ひび割れ

砂漠って暑いイメージ満載だと思うのですが、冬場の夜は10℃切るのでガクブルな野宿です。

(めちゃ着込んでます。右側のタイヤを入れるあたりが心憎いティジャニ撮影)



んで、寒さに加えて乾燥。
カカトがひび割れして裂傷するわ、お肌がピリピリしていやんなっちゃう。
敏感肌にはこの乾燥はこたえられません。
刺激が強すぎます。



たまらずにローションでバリアを張るわけですが、モーリタニアの人はどうやって乾燥に耐えているのか。
ババ所長に突撃インタビューして聞いてみました。





ババ所長
モーリタニアの男はクリーム塗るとか軟弱なことはしない。そもそも砂漠を裸足で歩いてるからひび割れとかありえない。皮膚の厚さが違うのだよ。厚さが。」




生まれと育ちの問題でした。



足の皮を厚くするのは今後の課題として、とりあえず水分を多くとって潤っていきたいと思います。



炭火で沸かすお茶は格別です!


しっとりと湿ったこのブログをよんで、みなさんが潤ったら嬉しいです。

お別れ会


肴はぬるめのお湯でいい。


自由に酒が飲めないので、酒の肴もなげやりなバッタ博士です。



残すところあと一ヶ月。実験も追い込み中。
実験風景

祖父からもらったかのような調理服が白衣代わり。


帽子をかぶって頭がムレるとハゲると聞きます。
しかし、調理帽をチョモランマ状態にすればムレを防げます。
その機能性の高さに脱帽です。調理帽なんてもういりません。


約3年前、日本を旅立つとき、味噌を見捨て、その代わりに調理服をアフリカに仕込んできたのですが、日の目を見ずに持ち帰るのは忍びないなぁとずっと思っていました。そしたら今日になって調理服が私に囁いてきたのです。



「いまだウルド! 気を解放しろ!!」と。



さ、お茶番はここまでにして、アフリカでの闘い・第一ラウンドも終わりに近づいてきたことを感じる出来事がありました。


先日の昼間。専属ドライバーのティジャニからババ所長が用事あるから所長室に来てくれと電話が。

研究所の本館に行くと、職員が廊下に立っており、真っ暗な会議室に入れと。



何かしらと入った瞬間、盛大な音楽と照明がついた。
スタッフ全員が会議室にいて、拍手と共に皆が握手を求めてきた。



私のお別れ会だった。





ティジャニが企画してくれたらしく、テーブルには鶏肉の串焼きランチが人数分。

みんなで一緒にランチタイム。

ご馳走様の前に、ティジャニがスピーチ。ババ所長が訳してくれた。


「自分が困っている時にいつもまっさきに手助けしてくれたのはドクターだった。ドクターにしてもらったことに比べたら本当にささやかな会で申し訳ないが、本日はみんなで楽しんでもらえたら嬉しいです。今までどうもありがとう」



笑顔でありがとうとしか言えなかった。
相当フイ打ちをくらったモーリタニアンサプライズ。


ババ所長「うちの研究所でこういうパーティやるのは初めてだ。ましてやドライバーが企画するのは今までなかったぞ。いいことだ。毎日セレモニーがあったら美味い飯食えていいのにな。ガッハッハ」


ティジャニとは未だに言葉も通じあっていないのに、やられたッス。


実際にはお別れではなく、ちょっと日本に行ってきますみたいな感じで数ヵ月でモーリタニアに戻って来る予定だけど、感慨深いものがありました。


残りの一ヶ月「オマエまだいたのかよ!」的な扱いを受けそうですが、
立つ鳥跡を濁してなんぼです。勢いよく次に向けて羽ばたいていきたいと思います!




PS
只今、やることがエベレスト並みに積もってきたので、ぬるま湯の飲みすぎに気をつけてがんばります!



殺気がみなぎる研究者(33歳・男性)(今月34歳になります)