次の一手:骨組み
皆様にケージ問題で心配かけてしまったが、実は、次の一手を打っていた。
巨大ケージの金網に小さい穴が空いたのを見つけた瞬間、こりゃダメだと。
速攻で見切りをつけた。
そして、金網だけではなく、ケージ自体の問題点に気づいた。
■解体しないと移動できない。
一度セットしてしまうとその重量から移動不可能。溶接部分を電ノコで切るしかない。そして、長距離移動するにはトラックが必要となってしまう。
■ケージを作るのに人の手を借りるしか準備できない
ジブリに頼むしか術がなく、人件費がかさむ。
■高額な材料
■準備に時間がかかる。
■サイズの変更がきかない
このころ、研究所の敷地ではなく、本当のバッタの生息地にケージを設置することができたら、きっと色んなことができるだろうと考えていた。
もっと早く、安く、簡単に、誰にでも、いつでも準備でき、どこにでもセットできる新しいケージが欲しい。
しかも、砂漠という過酷な環境に負けない耐久性を兼ね備え、用途に合わせてサイズを変えれるような柔軟性に富んだものが望ましい。
そんな夢のようなケージが果たしてあるのだろうか。
答えは簡単。
無かったら作ればいいだけの話だ。
今まで自分は女子のワガママをかなえてあげるのが男子の生業と心に刻み生きてきた。今度は、自分のワガママをかなえる番だ。
まずは、どんな材料がモーリタニアにはあるのか、市場調査を開始。
スーパー、金具屋、工事屋、電気屋、服屋、銀行、郵便局、屋台、お土産屋、レストランなど目に映るものすべてがケージの材料に見える。
衝撃のモーリタニアの段ボール屋さん。
(雨が降ってきたときの慌てっぷりを見てみたい)