50日間の旅程を終え、つくばに居た時にお世話になってたfull mooonさんから救援物資が到着した。
今回のメインは秋田県民のソウルフード、
「いぶりがっこ」
「がっこ」はみなさんもすでにご存じのように秋田弁で「漬物」の意味で、
これはスモークした漬物なのだ。
full moonさんは飲み仲間で、以前に秋田でお勤めしていたこともあり、いぶりがっこが手に入ったということでわざわざ送ってくださったのだ。研究に必要な物資に醤油と味噌汁も。干し納豆まで送ってくれた。
みなさんもすでにご存じのように、秋田県では3月3日は恵方巻きの代わりにこのいぶりがっこに県民総出でかぶりつくのだ。
「いぶり」には悪を追い出すという意味があり、色んな場面でこのいぶりがっこは活躍する。
受験のお守りにはもちろん、正月には玄関に吊るすし、告白する時はこぞってポケットに一口サイズのいぶりがっこを忍ばせる。若かりし頃の勝負日の後は、ちょっとこうばしくなったポケットが親にばれないかヒヤヒヤしたもんだ。
最近のついていないのを払拭する絶好の機会。
なんというタイミングで辿り着いたのだ。
みなさんもすでにご存じのように今年のラッキー方角の南南東に向かって
「どうか運が向いてきますよーに!」
星に祈りを、月に願いを込めて、、、
んめぇぇぇぇ なんぼ、んめぇぇぇ
笑うや。どんだけ、んめーのよ?
あいー どでした。たまげだは。
(訳:おぉぉ びっくりした。たまげてしまったよ)
いや、ごめん。スーパーうまい。
どんだけジューシーでこうばしいの?
ボリボリって歯ごたえが嬉しすぎる。
あまりのうまさにここでふと我に返る。
ちがうよ!
夢は、願うものぢゃない。自分で叶えるものだよ!
本来なら、無言で1本丸々食わなければいけないのだが、神頼みするのはなんか違うと思って、食べるのを中断した。
(正直言うと、ちょっとずついぶりがっこを楽しみたかったのです)
スライスして実父ロックにいれて、冷凍することに。
(貴方は見たことがありますか?こんなにも味が染みていそうな漬物を)
これで毎日しばらく楽しめれる。
恐るべきは郷土料理。
一気に元気が出てしまった。
頂戴したあさげの味噌汁といぶりがっこと白米の最強タッグの夕飯。
もう、本当にごちそうさまでした。
他の食べ物もありがたく頂戴いたします。
御礼もなんもいらないから、良い研究して返してくれ、って。
粋過ぎる。
full moonさんへのお礼は、せめて、アフリカの蝶でお返しするんだ。
3箱送ってくださったのだが、2箱は辿り着いたんだけど、1箱行方不明中。
時間差で届くことをいのるばかり。
本当にどうもありがとうございました。