砂漠で野菜をどうやって作っているのか?


「うぅぅぅ、コータロー、本日ティジャニはマラリアなので仕事を休みます」
と朝方電話があった。


まだうちらの間には具合が悪いことを的確に示す共通言語ができあがっていないので、
体長不良はすべてマラリアということになっている。

腹痛もマラリア
頭痛もマラリア


お大事に。




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唐突ですが、、、






「はて、砂漠でどうやって野菜を作ってんやろか?」
美味しんぼに出てくる京極さん風)



自分もずっと不思議でしかたなかった。



じっちゃんの名に醤油と砂糖、そして隠し味のお酒をかけて
この謎を暴きにモーリタニアの北の方にあるアタールという街にチームで突撃してきました。

(地図ではアタルだが、響きが好きなのでアタールと自分は呼ぶことにする)


アタールまでは首都から600kmの一本道。





アタールにも研究所の支店があるので、そこに泊まることに。


よく、皆さまは旅でどこかの街を訪れた時に、

「うわー なんもねー」とか言うと思うのだが、
本当にそこには何もないのでしょうか?
自分の胸、できれば他人の胸にも手を当てて今一度考え直してほしい。




「The 何も無い」がどういうものかを。




朝――――
2チームが市場に寄り、黒ヤギを購入する。



「はて、紙でも食わせるんやろか?」
美味しんぼに出てくる京極さん風)


朝からペットを購入するとは一体どういうことか?
シュレッダーの代わりにヤギが重宝するとでも言うのか?


ヤギを小脇に抱えたチームが我々と別れ、どっかに旅立つ。



我々は畑を目指して出発。



途中、夏の間バカンスに使われるという村に差し掛かる。
こちらはパン工房



これは家です。


もう一度、声高らかに「家です」

勝手な予想としては、ノッポさんの相方のゴン太君のすみかと言っても良い気がした。




こちらの村は近くにデイツと呼ばれるヤシの実が採れる木があるので、夏の間モーリタニア人はこのデイツを食べるためだけにここに数か月滞在するそうな。

街で売られてるデイツ。

干しガキみたいなノリで非常に甘い。糖度はかなり高いと思う。





麦畑に到着。
ここいらは井戸からポンプで水を引いて農業しているそうな。

上にビラビラのビニールは鳥よけだってさ。
自分が鳥だったら簡単によけれそうなんだけど、効果あるんだろうな。

(こぼれ話:皆様、畑で目玉模様のビニールを見たことはないだろうか?あれは弘前大学で同じ研究室だった城田安幸先生が考案したもので、鳥が目玉模様を怖がる習性を利用した物なのだ。特許をとるまえに、テレビがそれを放送してしまったので特許をとれなかったそうな)



もすこし進むと人参やら作ってる畑に到着。

(うしろおっきい木は全部デイツの木です)



畑を観察していたら、管理人のおっさんがナタを片手に近寄ってきた。

これはバトルか?と緊張の雰囲気が流れたが、一緒に来てくれたシディが現地語でコミュニケーションをとってくれたおかげで、無事にやりすごせた。


「写真撮ってもいいか?」と聞くと、おっさんは自分に切りかかってきたので、気を集中させて一時的に戦闘能力を高めたらビビったみたいで、大人しく写真を撮らせてくれた。


(オッサンの勝負ポーズ。何流だろうか。すばらしい構えであった)




途中、車が急停止。

何やねんと見に行くと、道に一本の針金がブービートラップとして仕掛けられていた。


よく見て見るとトゲトゲもいっぱい。


危ない。これは危ない。
天ぷら油を火にかけて、3泊4日の旅にでるくらい危ない。


これは対ラクダ用特殊兵器だそうだ。
ラクダはこれをまたげないらしく、一本でラクダの侵入を防ぐには十分だそうだ。



油断禁物の道中。
次はどんな危険が待ち受けているのか・・・・


続く。