ロバ車に揺られて

モーリタニアに来たからにはロバ車に乗らねばなるまい。

そういえば2ヶ月前にトライしていたことを思い出した。



道行くチビっ子が運転するロバ車に乗せてもらった。


台車に乗るのに一苦労してたら、自分を見ていた周りの人たちが大笑いしていた。

私が右手に持っている棒でロバをこづいて進路や速度を調節するそうだ。
高等テクニックが要求される。


ロバはゆっくりしか走らなかったので物足りず、どうせなら商売でやってるロバ車タクシーに無駄に乗ってみようということになり、町はずれのタクシー乗り場に行って乗車を試みた。



相席が基本。

おねぇさん3人と一緒にロバ車をチャーター。


舗装されていないじゃり道も疾走するためアップダウンが激しい。



ロバ車から見た風景はこれまたいつもと違って新鮮だった。


いつもなにげなくロバ車を眺めていたのだけど、乗ってみて初めてわかったことがいっぱいあった。
・ロバが勝手に走り出す
・体感速度がハンパなく速い
・揺れが激しい
・すわり心地が悪い
・油断して足をブラブラさせてると、隣を疾走していく車に足をちぎられそうになる
・ロバかわいい
・人々から注目を受ける


やっぱ自分でやってみないとわからないもんだね。



あっという間に大晦日
こちらに来て8ヶ月が経過しました。
最初こっちに来た時は、
「今日で何日経った」
みたいなカウントを無意識のうちにしていたのだけど、今はもう残り時間をカウントしてただただ焦るばかり。


最近では、どこかに出張して、研究所に帰って来るとホッとするようになったので、
もうすっかりこちらがホームになってきました。


どうなることかと思ってたけど、なんだかんだで生き延びております。

これもひとえに皆様からの励ましのおかげだと思います。
おかげさまでさびしい思いをちょっとだけするレベルで過ごせれております。

今日は、先日救援物資でいただいた蕎麦を食べながら年越しをしたいと思っているのですが、
日本時刻に合わせるべきか、9時間遅れのモーリタニアに合わせるべきか悩むところです。


とりあえず、2回あけましておめでとうございますを言いたいと思います。


それでは皆様、良いお年を。