パン、売ります。

ドライブしながらの撮影の続き。

モーリタニアはフランス領であったため、フランスパンが人々の生活に溶け込んでいる。
お店で売ってるのは見かけたことがあるのだが、売り子スタイルは初めて見た。


なぜバスケットに入れて持ち運びしないのかは聞いてはいけない気がする。



どんだけ客をハラハラさせれるか、が売り上げに重要なのではないか?
「パンを落としちゃうから早く買ってください。」
このスタイルは客の情に訴えるのに有効であるとみた。

そして、この考えを支持する売り子がいた。




脅威のノーハンドスタイル 。





しかも両手をポケットにイン!
このスタイルで街を練り歩くなんてよほどのてだれとみた。

しかし、彼のパンの数を見るとさほど減っていない。
上には上がいるのか?
それともパンを一度補充して2度目の出勤なのか?
謎を解くためにはまだ時間があるのでじっくりと情報を集めたい。


そんな中、色んなスタイルがひしめき合う激戦区を見つけた。

右:あぶなっかしそうなスタイル(約30本)
真ん中:MEN’s NON-NO風スタイル(35本)
左:仁王立ちスタイル(56本)
()内はフランスパンの数

一番左の売り子がハンパなくカッコいい。
フランスパンの重量に耐えつつも、体軸がまったくぶれていない。
野球やらせたらいいバッターになりそうだ。
と、友人でショートを守るコジマ君は言うだろう。

そしてじっくりと目をこらしてみると、真ん中の車が警官っぽい人に怒られてるくさい。

怒られても仕方ないと思う。
だって、クーラーボックス積みすぎだもん(笑)
オマケにタイヤも。


それを黙って見つめるパン屋の青年。

クールだ。

これから、パン屋の売り子はシリーズ化して、注目していきたい。