一時帰国中に財布を落とした話
アフリカ帰りのバッタ博士です。
モロッコに行ってきたのですが、お母さんに買ってきたお土産がスーツケースの中でクラッシュしました。
これ以上割らずにどうやって実家に送ればいいのか悩んでいます。
こんな悲劇は序の口。
今年1月の話。モーリタニアから一時帰国中、財布が入っているポシェットを落としてしまいました。
財布の中には、4万円。さらに、
・運転免許証
・国際免許証
・パスポート
・銀行通帳&キャッシュカード&ハンコ
・クレジットカード×3枚
・保険証
などなど、社会生活必需品の一式を失いました。
なぜこんなに大切なモノをまとめて持っていたか不思議に思うでしょう。
実は、アフリカに住んでいた3年間、たまに日本に帰国しても決まった居場所がなく、大切なモノを肌身離さず持ち歩くクセがついており、日本に居場所を手に入れた後もこのクセが抜けていなかったからです。
普段は気をつけていますが、酒に酔っててやらかしました。
(意識があやふやのまま警察に行って紛失届けを出していました。
財布を落とした、なんて話はよくありますが、今回のミソは、落したのが一時帰国中だったのです。そうです。次の海外出張が2週間後に迫ってきておりました。
全てを再発行しなくてはいけません。
まずは運転免許証を再発行するために警察に行きましたが、全てを失っていたため前野であることを証明できません。住民票を持ってこいとのこと。
ということで、市役所で住民票をもらおうとすると、免許証を見せろとのこと。
「わたしだけどわたしじゃないの」
これは困りました。
係りの人に社員証と自宅の電気の領収書を見せて、自分がいかに前野であることを力説したところ、信じてくださりなんとか住民票ゲット。ここから物語は始まります。
一週間かけて、
警察→ 市役所(住民票ゲット)→ 車で一時間離れた運転免許センター(免許証ゲット)→ 市役所(パスポートゲット)→ 警察(国際免許証ゲット)
この間に財布が出てくることを祈っておりましたが、諦めて職場に保険証の再発行依頼をした次の日(財布を失ってから6日経過)、警察から電話が、、、
「財布見つかりましたー」
全ての手続きを終えた瞬間に出てくるというベタな演出が待ってました。
警察に伺うと、カード類も現金も全て入っており、なぜか4万入れていたはずなのに8万に増えていました。謎です。
幼稚園児が公園の植え込みの中に落ちているのを発見してくれたようです。
そんなところ通ってないはずなのに。謎です。
拾い主に電話すると、お母様が出られ、お礼したい旨伝えると、
「うちの息子を褒めてくださるだけで結構です」
と、できたお返事を頂戴する。
翌日、菓子折りと御礼金を携え、息子さんとお母様にお会いしました。
本当にどうもありがとうございました。6日間、なぜ発見されなかったのかも謎です。
財布を落とすのは人生初。これまで4回拾っては届けており、親切が巡り巡ってきました。
という、長い前フリから、次は告知します。