西アフリカの昆虫館

どもども。
連チャンで調査に行っておりました。


お話の続きです。

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セネガルに行ったのは会議に出席するためだけではなく、西アフリカで最大の昆虫標本館に訪れたかったからなのだ。




幸い、宿から歩いて10分ばかりのところにその博物館があり、所長と一緒に行ってみた。

大学の人の許可を取らなければ入ることができないらしく、所長が前もって手続きしてくれていた。




一階には動物標本がズラリ。

この写真だけ許可してもらえたのだが、他にはクロコダイルにアルマジロ、クジラの骨も展示してあった。





そして、虫の標本部屋へと男に案内される。


何やら怪しい雰囲気だったのだが、ホイホイついていってしまった。





ウホッ! いい標本・・・


おもわず見とれる。






ハッ

そう思ってると
突然男は僕の見ている目の前で
棚から標本箱を
とりはじめたのだ・・・!


彼――
ちょっとワルっぽい研究員で、所長の知り合いと名乗った




特別に撮影を一部だけ許可していただいた。






ところで俺のコレクションを見てくれ。

こいつをどう思う?





すごく・・・ 大きいと思います。









ところで俺のコレクションを見てくれ

こいつをなんだと思う?





すごく・・・ 大きいシロアリの女王だと思います。




これはシロアリの巣だと思います。






これは瓶詰だと思います。






これは危険な生物だと思います。



これは毎度おなじみになってきたゴミダマだと思います。






これは友情だと思います。

(男は誇らしげであった)




部屋の奥は網で仕切られてて、怪しい瓶詰がやたらたくさん飾ってあった。

いいなぁ カッケーなぁ
自分も閉じ込められたいなぁ





バッタの標本も作りかけでした。



外国の虫の標本を、外国でたくさん見るのは憧れていたことだったので、
すごいウットリしてしまった。


いやぁ 来て良かった。





男は度胸。なんでもやってみるのさ。